プロローグ


偶然でもある、そして運命的な出会い……
「その、答えを……・一緒に探してください。
そして私を守ってくださいね。ボディーガードなんですから」
いつも、一人の少年の横で微笑んでいた。
そして悲しいことがあれば、泣いていた。
「何もない私に、守ってくれるっていって……それに、
人じゃない私に……」
守りたかった。そんな、彼女を……
「ねえ……ゲイザ……私を、殺して」
大好きだった、彼女を……守れなかった。
「くっ――……でやぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」
光となって、消えた……
「さよなら……ゲイザ」

あれから、約1年の月日が流れた……

少しだけ平和になったが、あのときの魔道砲の攻撃のより、
各地の人々は苦しみ、死んでしまった人までいた。
大地は粉砕され、地形が少し変わってしまった。
平和になったと思われた今、再び、事件が起こる……

「ラティー、ファリス・・・お主らだけがたよりじゃ。
グラディームへ行って助けを求めてきてくれ……」
白衣を着た老人は、透明なカプセルに入れられて目を瞑っている
小さい女の子と大人くらいの大きさの女性を見た。
「この大地――マルディアグは、あの者の手によって……」

再び、旅に出るゲイザ。
そして新たな敵……新たな大地。
悲しみを背負い続けているけれど、立ち向かおうとする。

人とは何か。
憎しみや悲しみ、優しさ。
そして、本当の守りたいものとは……何か。
今、再び心を照らす光が物語を創る。

―Mind of light U―
Story of mind of gentleness and light
優しさと光の心の物語



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